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玄関で利用される車椅子リフトとは?設置するメリットも紹介投稿日:2023.09.11 更新日:2023.09.11

高齢化社会の今、自宅をバリアフリー化するケースは少なくありません。場合によっては、玄関に車椅子リフトを設置することもあります。玄関で車椅子リフトを利用するメリットは、怪我の防止や介助者の負担の軽減です。

 

本記事では、自宅のバリアフリー化を検討している人のために、車椅子リフトの概要や、階段昇降機・段差昇降機の違い、玄関に車椅子リフトを設置する具体的なメリットを解説します。本記事を参考にして、玄関に最適な車椅子リフトを設置しましょう。

 

玄関で利用される車椅子リフトとは?

 

玄関で利用される車椅子リフトは、足腰が不自由で車椅子を利用している人が車椅子に乗ったまま玄関を出入りできるように設置される福祉用具です。車椅子リフトは、大きく分けると階段昇降機と段差昇降機に分けられます。

 

それぞれの違いを見てみましょう。

 

1. 階段昇降機とは

 

階段昇降機とは、その名のとおり、階段を昇り降りするために設置する福祉用具です。車椅子用と椅子式があり、車椅子用なら車椅子に乗ったまま利用できます。階段に設置するため、斜めに移動するのが特徴です。玄関を入るとすぐ階段が設置されている家や、玄関につながる階段が屋外にある家の場合、玄関に車椅子用の階段昇降機を設置するケースがあります。

 

車椅子用階段昇降機は、普段車椅子で生活している人にとって便利な反面、設置には車椅子がそのまま乗り込めるだけのスペースが必要です。また、大掛かりな機械のため、設置にはある程度費用がかかります。そのため、自宅の玄関に階段昇降機を設置する場合、車椅子から降りて椅子に乗り換えて階段を昇り降りする椅子式が設置されることが多いです。

 

2. 段差昇降機とは

 

段差昇降機とは、段差を移動するために設置する福祉用具です。段差解消機とも呼ばれます。段差昇降機も車椅子用と椅子式がありますが、車椅子用が一般的です。車椅子用の場合、車椅子がそのまま乗り込めるテーブル台がついています。斜めに移動する階段昇降機と異なり上下で移動するのが特徴で、階をまたぐ移動はできません。

 

玄関の土間から廊下などへの段差を昇降するために使われるほか、玄関外のアプローチにある段差を移動するために使われます。高い段差がある場所でも、車椅子を降りずに怪我の心配なく移動できます。

 

介助者が一緒に乗れるもの、軽量で移動が簡単なものなど、種類はさまざまです。一般的に段差がある場所にはスロープを設置しますが、段差昇降機であればスペースが限られる玄関でも設置しやすいです。

 

玄関に車椅子リフトを設置するメリット

 

玄関に車椅子リフトを設置すると、以下のようなメリットがあります。

 

1. 車椅子の人が介助なしに移動できる

 

玄関に階段昇降機や段差昇降機などの車椅子リフトを設置すれば、車椅子の人が介助なしでも移動できます。車椅子で生活する人にとって、階段や段差は大きな障害です。一人暮らし、家族と同居していても日中は一人のことが多いなど、介助がないと移動ができない人の場合、家にこもりがちになってしまいます。

 

車椅子リフトを設置すれば、介助なしでも移動が容易になるため外出ができるようになり、自立支援の一環にもなります。

 

2. 怪我を防止できる

 

車椅子リフトを玄関に設置すれば、怪我の防止につながります。普段車椅子で生活している人でも大きな段差でなければそのまま移動したり、手すりを使えば階段や段差を昇り降りしたりできるかもしれません。しかし、万が一転倒してしまうと、命に関わる怪我をする可能性があります。車椅子リフトを玄関に設置すれば、そのような事故の防止につながります。

 

3. 介助者の負担を減らすことができる

 

車椅子用リフトを設置すれば段差や階段の昇り降りが楽になり、介助者の負担を減らすことができます。介助の中でも階段や段差の昇り降りの介助は力を必要とするため、介護者の負担が大きくなりがちです。うまく介助ができないと介護を受ける人にとって不便なだけでなく、介護を受ける人と介護者が怪我をする恐れもあります。介助者の負担を減らすことができれば、介助される人も気持ちにゆとりができるかもしれません。

 

 

車椅子リフトを玄関に設置して介護される側も介助する側も快適に暮らそう

 

玄関は家の中でも段差が比較的多い場所です。車椅子で生活している人は、玄関の段差がネックとなって、外出できないことも少なくありません。また、介助者がいる場合でも、外出するたびに階段や段差の介助をするのは大変です。

 

玄関に設置する車椅子リフトは、介護される側にとっても介助する側にとっても快適な暮らしをサポートしてくれます。介護度によっては車椅子リフトが介護保険の適用対象となるので、ぜひご自宅への導入を検討してみましょう。

 

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