車椅子用昇降機の特徴と費用を解説投稿日:2021.07.02 更新日:2022.06.02
車椅子用昇降機って自宅に設置できる?費用も合わせて教えてほしい」
このような悩みにお答えします。
車椅子用階段昇降機は介護施設や病院などで取り入れられていますが、実は自宅でも設置が可能です。
車椅子用階段昇降機を取り入れることで、転倒や転落による怪我を防げるだけはなく、介護の負担も和らげることができます。
この記事では、車椅子用昇降機の特徴と費用を解説しています。
設置するときのチェックポイントも紹介していますので、自宅に階段昇降機を導入しようか迷われている方は、ぜひ最後までご覧ください。
車椅子用昇降機の特徴
車椅子昇降機はホームエレベーターと比べて、改修工事をしなくても簡単に設置することができます。
そのため、建物の改修費用を抑えることが可能です。
また、屋内外問わず、ほとんどの階段に設置することが可能です。
いす式階段昇降機と違い、車椅子に乗ったまま昇降機の使用ができるので「転倒や転落の予防」「介護の負担軽減」などが一番のメリットですね。
さらに、いす式階段昇降機と同じように折りたたむこともできます。
折りたたんで保管ができると、普段利用の妨げになりません。
自宅でも取り入れることができるでしょう。
車椅子用昇降機の費用
車椅子用階段昇降機の本体価格は約250万円からです。
ただし、階段形状により変動します。
そこに施工費用等がかかります。
階段昇降機の購入&設置だけでも高額な費用がかかりますが、メンテナンス費用についても考える必要があります。
メンテナンス費用は、年単位での保守契約を結ぶことが多いです。
その中には、「年1回の無料点検」と「故障時の出張費無料サービス」などが含まれています。
ただ、故障対応については業者によって対応が大きく変わります。
24時間365日対応している業者もあれば、営業時間のみの対応となっている業者もありますので注意しましょう。
✔一部の自治体では補助金が支給される
「介護で必要だから介護保険が適用になるのでは?」と考える人もいると思います。
しかし、介護保険は適用されません。
ただ、一部の自治体では、階段昇降機の設置について補助金を支給する制度が実施されています。
補助金については下記の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
車椅子用昇降機を設置するときのチェックポイント
自宅に車椅子用昇降機を設置する前に、確認するべきポイントがあります。
具体的には下記のとおりです。
- 有効幅
- 停止場所
- コンセントの有無
詳しく解説します。
有効幅
階段昇降機すべてに言えることですが、設置するときに階段の幅が十分なのかを確認する必要があります。
直線階段と曲がり階段ではレールの形状が異なるので、必要な有効幅もそれぞれ違います。
テーブルサイズの種類により有効幅も変わるので、必ず施工業者に階段幅を確認してもらいましょう。
車椅子式の階段有効幅は「1m以上」が理想です。
最近の住宅階段は、75cm以上の有効幅が確保されています。
なので、イス式階段昇降機を設置することは可能です。
ただ、築年数が古い住宅は階段幅が狭く作られているので、階段昇降機の設置ができないことがあります。
必ず、前もって有効幅は確認しておきましょう。
停止場所
車いす式階段昇降機は、床面が開いた状態で利用します。
そのため、停止場所はある程度の広さが必要です。
階段昇降機は折りたたむこともできますが、その場合でも壁から約35cm以上のスペースは昇降機が取ります。
階段下に十分なスペースがない場合は、少し離れたところで停止できるようなレール設計も可能です。
ここは、業者と相談して停止場所を決める必要がありますね。
コンセントの有無
車椅子式階段昇降機は、「バッテリータイプ」と「有線電源タイプ」の2種類があります。
バッテリータイプは充電する必要があるため、階段の近くに電圧100Vのコンセントが必要です。
電圧100Vのコンセントは普段使用しているコンセントと同じなので、階段の近くにあれば増設の必要はありません。
機種によっては、200Vを利用するタイプもございます。
機種を選定する際に、電源の確認もしっかり行いましょう。
車椅子用昇降機で快適な生活を
車椅子用昇降機を導入することで、「転倒や転落の予防」「介護の負担軽減」などのメリットがあります。
ただ、高額な費用がかかるので導入を見送る人もいるでしょう。
その場合は、補助金やイス式のレンタルを検討してください。
リフテックでは、各自治体の補助金をあなたの代わりにお調べいたします。
また、階段昇降機のレンタルも行っていますので、設置にかかる初期費用が少なく気軽に導入することが可能です。
今まで辛かった階段の昇り降りを、階段昇降機を利用して快適な生活をお過ごしください。