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糖尿病患者の方が階段を利用するメリットとリスクとは?階段昇降機も検討しよう!

投稿日:2025.10.03 更新日:2025.10.03

糖尿病の管理において日常的な運動は欠かせませんが、忙しい生活の中で時間を確保するのは容易ではありません。そんな中で注目されるのが、手軽に取り入れられる階段の上り下りです。

階段利用は血糖値の安定や合併症予防、筋力向上など多くの健康効果が期待でき、短時間で効率的に体を動かせる点が魅力です。一方で、足腰や心臓に負担をかけやすく、転倒や低血糖といったリスクも存在します。特に高齢の方や合併症を持つ患者さんでは安全面への配慮が欠かせません。


本記事では、糖尿病患者が階段を利用する際のメリットとリスク、さらに安全に取り入れるための工夫について解説します。



糖尿病患者の方が階段を利用するメリット

糖尿病患者の方が階段を利用するメリット

糖尿病の方にとって、階段の上り下りは手軽かつ一定の効果が見込める運動になります。忙しくて運動の時間が取れない方でも、階段昇降なら日常生活の中で短時間で取り組むことができ、健康効果が期待できるでしょう。


例えば、エレベーターやエスカレーターを避け階段を使うだけでも、ある程度の運動効果は期待できます。忙しい方でも出勤時や買い物時に階段を利用する習慣をつければ、無理なく毎日の運動量を増やせるでしょう。

糖尿病患者の方が意識的に階段を利用する具体的なメリットをまとめると次の通りです。

  • 血糖値が安定しやすくなる
  • 合併症のリスクを低減できる
  • 筋力・体力の向上に役立つ
  • メンタル・認知機能の改善が期待できる

それぞれの点について、説明を加えます。

血糖値が安定しやすくなる

階段昇降などの運動により血中のブドウ糖が消費され、インスリンの作用が高まりやすくなります。これにより血糖コントロールが改善し、薬物療法の効果を高めたり減薬につながる可能性があります。

合併症のリスクを低減できる

運動習慣を維持することは、糖尿病性心疾患や脳卒中、腎症といったさまざまな疾患の予防に役立ちます。階段昇降を日常に取り入れることで、心臓や血管の健康を保ちやすくなるでしょう。

筋力・体力の向上に役立つ

階段の上り下りは太ももやふくらはぎなど下半身の筋肉を鍛え、持久力を養うのに役立ちます。意識的に階段を利用すれば足腰が鍛えられていき、日常生活での移動が楽になるでしょう。

メンタル・認知機能の改善が期待できる

短い時間の運動でも脳への良い刺激となり、認知機能の向上や抑うつ予防などメンタルヘルス面での効果も期待されています。階段昇降のような身近な運動を習慣化することは、心の健康にもつながります。

糖尿病患者の方が階段を利用するリスク

糖尿病の方にとって階段の上り下りは運動になりますが、いくつかのリスクがあります。足腰や心臓に負担がかかるため、関節痛や心臓病を持つ方は特に注意が必要です。

また、糖尿病では加齢や合併症によって筋力やバランス感覚が低下しやすく、転倒の危険が高まります。インスリンや薬を使用している場合は、空腹時の運動で低血糖を起こし、めまいやふらつきから転落することもあります。さらに網膜症などで視力が落ちていると段差を見誤る恐れもあります。

次のような方は階段を避けるか、手すりを使うなど安全対策を取りましょう。

  • 膝や腰に痛みがある方
  • 心臓や肺に持病がある方
  • 高齢や体力の低下がある方
  • 糖尿病の合併症がある方

不安がある場合は主治医に相談し、ウォーキングなど安全な運動に切り替えることも検討してください。

階段利用の安全策として階段昇降機の設置もおすすめ

尿病患者の方にとって階段の上り下りは転倒や体への負担といったリスクがありますが、工夫次第で安全に利用することも可能です。その有効な方法の一つが「階段昇降機」の設置です。ここでは、その仕組みやメリットについてご紹介します。

階段昇降機(いす式昇降機)は、階段に設置したレールの上を椅子型のリフトが上下する装置です。利用者は椅子に座るだけで階段を上り下りでき、膝や腰に負担をかけずに移動できます。足を踏み外す心配も少なく、転倒事故の予防に大きな効果があります。特に高齢で筋力やバランス感覚が低下している方にとっては、安全性を高める大きな助けになります。

設置のしやすさも魅力です。多くの製品は既存の階段に後付けでき、直線階段だけでなく曲がりや狭い階段にも対応可能です。大掛かりなリフォームは不要で、設置工期も比較的短く済みます。費用面でもホームエレベーターに比べて抑えられるため、バリアフリー改修のハードルは高くありません。「年齢とともに階段が不安になったが、住み慣れた家に暮らし続けたい」という希望にも応えやすい設備です。

さらに、介助するご家族にとっても大きなメリットがあります。階段の昇降を支える必要がなくなり、転倒への不安や体力的な負担が軽減されます。本人が自分で安全に昇降できるようになれば、自立度が高まり精神的な安心感も得られるでしょう。結果として、ご本人と家族双方にとって快適で安心できる生活環境が実現します。

まとめ

階段の上り下りは糖尿病患者にとって諸刃の剣と言えます。適度な階段利用は健康増進や体力維持をサポートしてくれる一方で、特に高齢の患者さんでは転倒などのリスクも伴います。無理をして転倒すれば骨折など重大な怪我につながり、治療やリハビリでかえって運動ができなくなってしまいます。それを防ぐためにも、必要に応じて階段昇降機など福祉機器の力を借りる選択を検討すべきです。

実際に、弊社リフテックでは糖尿病を患う高齢のお客様に階段昇降機を導入した事例があります。あるご高齢の施主様はインスリン注射のため定期的な通院が欠かせないものの、自宅の急な階段が負担で上り下りが困難な状況でした。そこでご相談を受け、室内にいす式階段昇降機を設置した事例がございます。

本記事で解説した通り、糖尿病患者の階段利用にはメリットとリスクの両面があります。大切なのは、ご自身の健康状態や年齢に応じて適切なバランスで階段を活用することです。体力に自信があるうちはぜひ積極的に階段を使って運動不足を解消し、そうでなくなった時には福祉機器や住環境の改善で安全を確保しましょう。

階段昇降機の導入を検討している方は、ぜひリフテックまでお気軽にご相談ください。リフテックでは、階段昇降機の販売・設置を多数手がけております。専門スタッフがお宅の階段の状況やご要望に合わせたプランをご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修者:沖野 進亮
リフテック創業時から階段昇降機に携わり、18年目。5,000件以上の階段昇降機に関するお問い合わせや、1,300件以上の階段昇降機の設置を対応。

階段昇降機のことならリフテックにお任せください。

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