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建築基準法を理解して階段昇降機を設置しましょう!投稿日:2021.01.15 更新日:2021.06.01

この記事では、階段昇降機設置における建築基準法について解説しています。

階段昇降機を建築基準法に沿って設置する

高齢になり階段の上り下りがしんどいと感じたり、誰かの手助けがないと階段が下りられなくなったらどうしようと考えたりする場合、階段昇降機を検討する方も増えてきます。

 

できれば人の手を借りなくても、自分で快適に生活できるようにしておきたい方は多いです。

 

数段程度の段差であれば、家のリフォームをして段差をなくすという方法もありますが、多額の費用や時間がかかります。1階から2階への階段をなくすということは、あまり現実的ではありません。階段昇降機なら、家の構造を大きく変えることなく、階段を楽に利用できるようになります。

設置をするのであれば、建築基準法を満たした施工をしてもらう必要があります。設置を依頼する本人が建築基準法について、細かく理解する必要はありませんが、業者はこれらをしっかり守って施工しなければなりません。例えば、椅子が階段を昇降するときの速度は、建築基準法で定められています。

定格速度は、毎分9m以下となっています。また、安全のために障害物を検知して、階段昇降機を停止させる装置を設けることが定められています。稼働しているときに、何かにあたったり足がひっかかったりする危険を回避し、緊急停止する装置です。

昇降中など動いているときに、乗っている人が転倒しないよう階段昇降機にシートベルトを取り付けなければなりません。こうした条項を理解し、建築基準法に沿った階段昇降機を設置できる業者に依頼します。
条件を満たしているものの中から、自宅に設置可能なタイプはどのようなものか確認します。階段昇降機にはいくつかの種類があり、設置できるところが異なります。

良い施工業者の選び方

階段昇降機を設置するにあたり、施工できる業者を選ばなければいけません。

会社として建築基準法などの知識を持っていることはもちろんですが、スタッフや施工を実際に行う人も豊富な知識があり、安心して施工を任せられるか確認します。

インターネット上で、階段昇降機を販売したり設置したりしている施工店やメーカーを選択します。そしていくつかの会社に見積もり依頼を行います。

自宅まで下見に来てくれるところで、無料で見積もりをしてくれる業者を選びます。同じ階段昇降機でも、設置する階段の角度、家の強度などをきちんとチェックして、正確な回答をしてくれるところなら安心です。
メーカーで製造しているタイプをそのまま設置する業者もいますが、家の人が使いやすいようにカスタマイズが実施できる業者もいます。

例えば、一人暮らしなので買い物をした袋を載せられるかごを付けたい、階段の形状が直線ではないのでレールを若干加工してほしい、という要望に応えてくれる業者もあります。こうした細かな点を調整できるかどうかも、大きなポイントとなります。見積もりの際に、細かな調整ができるかどうか確認することも大切です。
階段昇降機の設置が完了したらそれで終わりではなく、使っている人の不具合が出ないように、定期的にチェックする必要があります。

メーカー保証期間もありますが、業者としてどれくらいの期間アフターフォローがあるか確認します。電話やメールで相談を受け付けていて、何か問題があったときにすぐに訪問する体制が整っているかも、事前に尋ねてみると良いです。

 

自宅にピッタリのタイプを選ぶ

階段昇降機を設置する業者を選んだら、一緒にどういったタイプが良いかを相談して決めます。

大きくわけて屋外タイプと屋内タイプがあります。屋外のベランダや、階段に設置したい場合は屋外タイプを選択します。防塵、防滴仕様などの加工を行うこともできます。屋外に屋根が付いていないなら雨風にさらされるので、すぐにレールにさびが付いたり腐食したりするのを防ぐことができます。
屋内タイプなら階段の形状に合わせて、直線レールタイプと曲線レールを使うタイプに分かれます。

直線のタイプは、設置が簡単で安価な傾向にあります。椅子の部分は座る面積が広いもの、足載せがあるものがあります。また、使用していないときに椅子全体を折りたたんでおけるタイプなど色々な種類があります。家の階段の幅を見て、どのタイプが一番良いか業者と話を詰めていきましょう。

段差解消機はたくさんの階段ではなく、玄関先や数段程度の段差がある場所にも使われます。

少しの段差を解消できるので、膝や腰を痛めずに歩きやすく、長く利用できます。車いすに乗っていたとしても自分で運転して、自分で段差を乗り越えられます。
どのタイプを設置する場合でも、建築基準法にかなっているか、安全面でどんな措置があるのかチェックしておきます。現状は元気でトラブルに対応できるかもしれませんが、身体が弱っていくと少しの障害物があっても回避できず大きなけがに繋がる可能性も増えます。

将来を見越した安全装置を付けておけるタイプかどうか、調べておくと安心できます。

ほとんどの人にとって階段昇降機の設置は初めての体験になるはずです。設置するスタッフに詳しいことや分からないことを確認し、疑問点を解消しておきましょう。

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