階段昇降機の選び方は?選定のポイントや導入時に使える補助金を紹介
階段の上り下りが負担になってきた高齢者や、歩行に不安のある家族がいる住まいでは、階段昇降機の導入が大きな助けになります。しかし、階段昇降機と一口にいっても、階段の形状や幅、安全機能、デザイン、価格など選ぶポイントは多岐にわたり、どの機種が自宅に最適なのか判断に迷う方は少なくありません。
適切なタイプを選ばなければ安全性や使い勝手に影響するため、導入前のチェックが非常に重要です。また、階段昇降機は高額になりやすい設備ですが、条件を満たせば介護保険や自治体の補助金などを活用し、費用負担を軽減できる場合もあります。
本記事では、階段昇降機の基本的な選び方と、導入時に利用できる補助制度について解説します。
目次
階段昇降機の選び方は?
階段昇降機は、一人ひとりの住まいの状況や身体状況に合わせて適切なタイプを選ぶことが大切です。階段の形状や幅、安全性、デザイン、さらに予算などを総合的に考えることで、長く安心して使える製品を選べるでしょう。
ここでは、導入前に必ず押さえておきたい選び方のポイントを解説します。
階段の形状から選ぶ
階段昇降機を選ぶ際、最初に確認すべきは階段の形状です。階段には、まっすぐ上り下りする直線階段、途中で方向が変わる曲線階段、踊り場があるタイプなど、さまざまなパターンがあります。
一般的に、直線階段用の昇降機は設置が比較的容易でコストを抑えやすいです。一方、曲がりや踊り場がある階段では専用のレールを製作する必要があり、費用や工期が増える傾向にあります。
階段の幅から選ぶ
階段の幅も、階段昇降機選びで欠かせないチェックポイントです。階段が狭いと昇降機の椅子部分やレールが通行の妨げになり、家族が横を通れなくなる場合があります。一般的には70cm以上の幅があれば多くの機種を設置できますが、階段の形状や角度によって必要なスペースは変わります。
近年は、狭い階段でも取り付けられるスリムタイプのものや折りたたみ式の座面を採用したモデルも増えており、限られたスペースでも導入しやすくなっています。階段が細い場合は、幅の実寸とレールの張り出しをプロに確認してもらい、設置が可能かを判断してもらいましょう。
階段昇降機の設置に必要な幅について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
>>階段昇降機の設置に必要な幅は? 設置条件や幅が狭い場合の選び方を解説
安全機能で選ぶ
高齢者や歩行が不安定な方が利用する階段昇降機では、安全機能の充実度が非常に重要です。代表的な機能として、障害物を感知すると自動で停止するセンサー、走行中の急な動きを防ぐスロースタート・スローストップ機能、誤作動を防ぐ安全ロック、停電時でも使用できるバッテリー搭載などが挙げられます。
さらに、座面の回転機能やシートベルトの有無など、乗り降りのしやすさに関わるポイントも確認しておきたいところです。特に高齢者はバランスを崩しやすいため、乗車時や降車時に安全を確保できるかどうかが重要です。利用者の身体状況に合わせ、必要な安全装備が備わった機種を慎重に選びましょう。
デザインや材質で選ぶ
階段昇降機は毎日使用する設備であり、室内の雰囲気に違和感なく馴染むデザインであることも大切です。シートのカラーやレールの材質はメーカーによって異なり、木目調や落ち着いた色合いなど、インテリアに合わせて選べるモデルも増えています。
また屋外用の場合は耐候性の高い素材が使われているかも重要です。雨風にさらされる環境では、金属部分の腐食や機械の劣化を防ぐため、防水・防錆仕様かどうかを確認しましょう。デザイン面だけでなく、メンテナンスのしやすさや耐久性も含めて、長く快適に使用できるかどうかを判断すると失敗がありません。
階段昇降機を導入する際に使える補助金
階段昇降機の導入には、機種や設置環境によって数十万円〜数百万円の費用がかかることがあります。しかし、条件を満たせば公的制度を活用し、自己負担を大きく抑えられる場合があります。特に介護保険による住宅改修費や、自治体が独自に設けているバリアフリー化の補助金は、多くの家庭で利用されています。また、障害者手帳を持つ方であれば、生活の利便性向上を目的とした助成制度が適用されるケースもあります。
負担を軽減するためにも、導入前にどの制度が利用できるかを確認し、必要書類や申請手順を早めに把握しておくことが重要です。
介護保険の住宅改修費
要介護・要支援認定を受けている方は、介護保険の「住宅改修費」を利用できる可能性があります。住宅改修費は、手すりの取り付けや段差の解消など、在宅生活を安全に続けるための改修に対して支給される制度です。
階段昇降機そのものは原則として住宅改修の対象外ですが、昇降機の設置に伴う階段周辺の補強工事やコンセント増設などの付帯工事が対象となるケースがあります。上限20万円(自己負担は原則1〜3割)の範囲内で利用できるため、設置前にはケアマネジャーや地域包括支援センターへ相談し、必要な手続きを確認しておきましょう。
自治体のバリアフリー化補助金
自治体によっては、高齢者や障害者の自宅での生活を支えるため、バリアフリー化工事への補助金を独自に設けている場合があります。補助対象には、階段昇降機の設置費用が含まれるケースも多く、助成率は自治体によって10〜50%程度と幅があります。
対象者の条件は「65歳以上」「要支援・要介護認定者」などが多いですが、地域により異なるため、必ず自治体の公式サイトで最新情報を確認してください。申請には、見積書や図面、工事前の現場写真などが求められるため、設置業者と連携しながら進めると手続きがスムーズです。
階段昇降機の導入に当たって使える補助金・助成金については、以下の記事も参考にしてください。
>> 階段昇降機導入のための補助金・助成金について
まとめ
階段昇降機を選ぶ際は、階段の形状・幅、安全機能、デザイン、そして価格を総合的に見て、利用する人や住まいに合った最適な機種を選ぶことが大切です。また、導入費用は決して安くありませんが、条件によっては介護保険の住宅改修費用や自治体のバリアフリー補助金などを活用し、自己負担を軽くすることも可能です。初めて導入を検討する場合は、複数の業者から見積もりを取り、補助制度の適用を含めた総費用で比較するのがおすすめです。
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