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階段昇降機の工期は?導入までの流れも解説投稿日:2022.11.08 更新日:2022.11.08

階段昇降機は、体が不自由になった方や足腰に不安がある方でも、座ったままで階段を昇り降りできるリフトです。一般的な住宅であればほとんどの階段に後付けでき、さまざまなメリットがあります。そこで今回は、階段昇降機設置に必要な工期をはじめとして、導入するまでの流れを解説します。

 

階段昇降機のメリット

 

加齢に伴い、さまざまな要因で階段の上り下りが辛くなることがあります。そんな方にとって、以下に挙げるようなことが階段昇降機のメリットに該当するでしょう。

 

容易に設置できる

 

階段昇降機は、居住中の住宅内に後付け可能です。ホームエレベーターのような大がかかりな工事は不要で、建物に手を加える必要がないため増改築をすることなく取り付けられます。設置費用も比較的リーズナブルで、ほとんどの住宅の階段に取り付けられるので、加齢などにより階段の上り下りがしづらくなったけれど住み慣れた家で暮らし続けたいという方におすすめです。

 

転倒や転落のリスクを減らせる

 

ケガや病気、加齢などが原因で階段の上り下りが辛くなることはありがちです。サポートがなければ歩行が難しい方にとっても、階段の上り下りは転倒や転落のリスクが大きく、最悪の場合介助している方、されている方が転落する恐れもあります。

過去に階段から落ちたことがある、落ちかけたことがある方は、毎日の上り下りに不安を抱えてしまうこともあるでしょう。

 

階段昇降機を使えば安全に階段の昇り降りができるため、転倒や転落のリスクを大幅に減らせます。

 

レンタルも可能

 

階段昇降機はホームエレベーターよりもリーズナブルではありますが、それでも安い買い物ではありません。費用がネックになるとき、または短期間のみ使用したいときは、レンタルという選択肢もあるのが階段昇降機のメリットです。毎月レンタル費用はかかりますが、特に使用期間が3年程度であればレンタルの方が安くなるので、短期間の使用を想定している場合でもレンタルなら費用を抑えられます。

 

階段昇降機の工期はどれくらい?導入までの流れ

 

階段昇降機を設置する場合、どの程度の期間がかかるのでしょうか。大がかりな工事が不要とはいえ、ある程度の時間は必要です。実際に階段昇降機を導入する際にどのくらいの工期がかかるのか、導入するまでの流れを解説します。

 

現地調査

 

まず、階段昇降機を取り付ける階段の現地調査が行われます。階段昇降機は階段のタイプや長さ、設置場所載の設計などで費用や使用できる商品が変わるため、適切な商品やプランを選択するのが、現地調査の目的です。

 

設置プランの提案

 

一般的に、階段昇降機はそれぞれの住宅に合わせたオーダーメイドで設計されます。現地調査の結果を元に、階段のタイプや形状、長さなどに合わせて作成したレイアウトや最適な商品とともに、工事費用の見積もりも合わせて設置プランとして提案してもらえます。提案内容に希望オプションを追加したい場合は、このときに相談しましょう。

 

契約

 

現地調査を受けて作成された設置プランをよく確認し、疑問点や不安な点がないかをチェックしましょう。内容に納得できるのであれば、申し込みと契約手続きを済ませれば契約成立です。

 

製作・設置

 

契約成立後、取り付ける階段に合わせたレールの製作が開始されます。階段の長さや形状などによって製作期間は変動しますが、一直線の階段に取り付ける直線タイプで約1~3週間、カーブのある階段に取り付ける曲線タイプで1ヶ月半程度です。レールが完成した後に階段への設置工事が実施となりますが、パーツの取り寄せや仕様変更などが発生すると、設置までにさらに時間がかかることもあります。

 

階段昇降機の設置は1日で完了しますが、長い階段の場合は設置にかかる時間が多少長くなるケースも見られます。

 

引き渡し

 

設置工事が完了し、実際に階段昇降機に乗ってみて問題がなければ、引き渡しです。引き渡し後は、1年間の保証期間が付くのが一般的です。使用中も、安全に使用するために定期点検やメンテナンスも必要となります。

 

階段昇降機を設置する際の注意点

 

介護保険では住宅のバリアフリー化などが対象となっていますが、階段昇降機の設置は対象外なので、基本的に全額自己負担です。ただし、自治体によっては階段昇降機導入のための補助金または助成金制度を設けているところもあるので、居住する自治体へ問い合わせてみましょう。

 

階段昇降機は、毎日使っていると徐々に劣化していきます。思わぬ事故やトラブルを防ぐためにも、定期的な検査が必要不可欠です。最低でも、1年に1回は定期検査を受けていれば安心です。階段昇降機の設置業者では保証期間やメンテナンス期間を設定しているので、設置する前に確認しておきましょう。

 

まとめ

 

階段昇降機は、短い工期で既存の住宅に後付けでも設置できます。高齢の家族や介護を必要としているなど、階段の昇り降りに不自由を感じている方にとっては、階段昇降機があるとスムーズに昇り降りができ転倒や転落のリスクも減らせます。住み慣れた自宅で安全に暮らすためにも、階段昇降機の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

階段昇降機のことならリフテックにお任せください。

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