リフテックなるほどコラム Liftec Column

階段昇降機の事故原因と未然に防ぐための対処法について2020.10.12

高齢者の事故原因で多いのが階段でのつまずきや転落です。それを防ぐために階段昇降機の導入を検討する人は増えてきていますが、正しい使い方をしないために、階段昇降機で事故が発生するケースも少なくありません。

階段昇降機の事故原因と、事故を未然に防ぐための対処法についてお伝えします。

階段昇降機の事故原因で最多はシートベルト未着用

階段昇降機の事故のほとんどは、シートベルト未着用が原因の転落です。日常的に利用するため、慣れや面倒といった感覚からシートベルトをせずに搭乗してしまうケースが多いためだと思われます。

しかし、利用者が1人で利用する場合はもちろんのこと、介助者が付き添っている場合でも、シートベルトの未着用はおすすめできません。 実際、2019年には、階段昇降機で階段を下降中に、搭乗者が手すりを掴んでしまったため、その手を離そうとした介助者が昇降機を前方に押してしまい、シートベルトをしていなかった搭乗者が転落してしまったという事故が発生しています。

また、上階や下階に到着した際に、操舵バランスをくずして体が前のめりになり、階段昇降機から落下するという事故も起きています。

これも、シートベルトを着用していれば防げた事故といえるでしょう。なお、リフテックの階段昇降機には、動き始めと停止時には速度を落とす機能が付いているものがありますので、より安心してご利用いただけます。

階段昇降機周辺の障害物

階段昇降機の周辺に置かれた荷物なども、事故原因になることが考えられます。実際に、周辺の障害物が原因で発生した事故は今のところ見られません。

これは、何かにぶつかった際には自動的に停止するような安全装置が階段昇降機に備わっているためだと考えられます。

とはいえ、階段の途中で停止してしまった場合、1人で階段昇降機から降りて障害物を取り除くことは困難であるうえ、足を滑らせて階段から転落してしまわないとも限りません。

また、介護者が付き添っている場合でも、障害物を取り除く際、搭乗者から目を離すことになるため、何らかのトラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

衣類などが巻き込まれる可能性もある

こちらも、実際の事故原因としては見当たらないのですが、すその長い衣類やストール、ショールなどを身に着けていた場合に、それらが階段昇降機のレールと本体の間に巻き込まれてしまう可能性が考えられます。

この場合、安全装置が感知すればよいのですが、薄い布の場合は感知が遅れたり、感知できなかったりすることも考えておくべきでしょう。

階段昇降機の事故を未然に防ぐための対処法

階段昇降機の事故は事前の対策で防ぐことができます。シートベルトの着用をはじめ、事故に遭わないような準備を心がけましょう。

かならずシートベルトを着用する

前述のとおり、階段昇降機の事故のほとんどは、シートベルトの未着用が原因です。

そのため、「いつも使っているから大丈夫」「介助しているから大丈夫」と油断せずに、毎回かならずシートベルトを着用する(着用させる)ことが、事故を未然に防ぐ最大の対処法といえます。

階段昇降機の周囲には物を置かない

たとえば、上階に荷物を運ぶ途中で来客があり、荷物を階段途中に置いたまま対応するといった場合など、うっかり階段に物を置いたままにしてしまうことはよく見られます。

そのため、階段昇降機を設置している階段には、一時的にでも物を置かないよう十分に注意しましょう。 また、階段昇降機を利用する際には、途中に障害物がないことを確認したうえで操作するようにしてください。

着衣が巻き込まれないことも確認する

階段昇降機を利用する高齢者は、体の冷えを防ぐために、長い衣類やショールなどを身に着けることが多いです。

階段昇降機を利用する際には、衣類やショールなどが本体の外側に出てしまわないように注意したり、外して搭乗したりするようにしてください。 

階段昇降機を選ぶ際には十分な安全装置が備わっているかを確認する

階段昇降機は、高齢者など階段の昇り降りが困難な方にとっては、日常生活を楽にして生活の質を向上してくれると同時に、階段での事故を防いでくれるアイテムです。

しかし、正しい使い方をしなかったり、「このくらい大丈夫だろう」と油断したりすると、取り返しのつかない事故につながりかねません。

階段昇降機を導入する際には、まずは十分な安全装置が備わっているかを確認しましょう。

そして、導入後は、今回の記事を参考に、毎回正しく搭乗するよう、十分に注意してください。