いす式階段昇降機の荷物のみの運搬について投稿日:2020.10.12 更新日:2021.07.21
いす式階段昇降機は、いすに座って階段を自動で昇り降りできるものです。階段の昇り降りが困難な方のために設置されますが、このいす式階段昇降機に荷物のみを載せて運搬してもよいのかどうか、悩んだことはないでしょうか。
いす式階段昇降機の荷物のみの運搬について、そのメリットと注意点をまとめました。
いす式階段昇降機で荷物を運搬するメリット
いす式階段昇降機に荷物を載せて運搬する大きなメリットは、重い荷物を上階に持って上がったり、下階へ持って降りたりする労力が不要になることです。
足腰に自信がない高齢者や体の不自由な方だけでなく、健康な人でも重い荷物を持ちながら狭い階段を昇り降りするのは、危険と隣り合わせといっても過言ではありません。
いす式階段昇降機に荷物を載せることができれば、安全かつ楽に荷物の移動ができます。 また、上階と下階に操作員がいれば、たとえば下階から上階に荷物を運ぶ場合でも、下階では荷物を昇降機に乗せるだけ、上階では荷物を昇降機から降ろすだけですみ、人の移動は必要ありません。
引っ越しや部屋の模様替えのときなども、荷物の移動を効率よく行えます。 もちろん、1人だけで荷物の移動を行う場合でも、荷物だけでなく自分自身も昇降機に乗って移動できるため、かなり楽に作業できるでしょう。
いす式階段昇降機に荷物を載せて運搬する際の4つの注意点
いす式階段昇降機に荷物を載せて運搬する際、扱いには注意しなければならない点があります。 ここでは、注意点を4つご紹介しましょう。
1.積載量を守る
いす式階段昇降機にはそれぞれ積載量が決められています。
そのため、それ以上の重さの荷物を載せて運搬してはいけません。昇降機の故障につながるだけでなく、昇降機が傾いて荷物が落下し破損するケースも考えられます。
2.運搬する荷物の大きさは座面の大きさや階段幅を考慮して決める
運搬する荷物は、積載量だけでなく、その大きさにも注意が必要です。
いす式階段昇降機の座面の大きさや設置されている階段幅などを考慮して、安定して載せられる大きさの荷物だけを運搬するようにしましょう。
3.しっかりと固定する
運搬中に荷物が落下すると、荷物の破損や近くにいる人のケガにつながりかねません。
いす式階段昇降機に荷物を載せる際には、動かないようにしっかりと固定することが重要です。 昇降機に付いているシートベルトのほか、必要に応じて紐やロープを使って固定しましょう。
4.座面や背もたれの破損に注意する
とがっているものや硬いもの、表面がザラザラとした凹凸のあるものなどを運搬する場合、いす式階段昇降機の座面や背もたれ、ひじ掛けなどを傷つけたり破損したりする恐れがあります。
このような荷物を運搬する際には、座面や背もたれをしっかりと養生したうえで載せるようにしてください。
いす式階段昇降機は人も荷物も楽に運ぶことができる
いす式階段昇降機の導入コストは決して安くはありませんが、生活が楽になることを考えれば、充分検討に値するものだと思います。
リフテックでは、屋内用・屋外用どちらのいす式階段昇降機も豊富にご提供しておりますので、お客さまのニーズに合った1台を見つけていただけます。