階段の安全対策5つを解説!高齢者の転倒事故が起こってしまう原因とは?投稿日:2024.10.11 更新日:2024.10.11
ご高齢の方や体力に自信が無くなってきた方の中には、自宅の階段の昇り降りに不安を感じているという方もいるのではないでしょうか。階段の安全対策が十分になされていないと、踏み外しや転倒によって怪我へとつながってしまうかもしれません。
そこで、この記事では家の階段で転倒事故が起こってしまう主な原因や5つの安全対策について解説します。階段の安全対策を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
階段で事故が起こってしまう原因とは?
階段は日常生活に無くてはならない存在ですが、住宅の中でも比較的事故が起こりやすい場所でもあります。特に筋力が低下している高齢者の方にとっては、階段の昇り降りが大きなリスクとなることもあります。危険を回避するためにも、まずは階段で事故が発生してしまう主な原因について把握しておきましょう。
階段での事故の原因は、主に以下の3つが挙げられます。
- 階段の表面が滑りやすい
- 階段に物が置かれている
- 階段が急すぎる
階段の表面が滑りやすい
階段の表面が木質などの滑りやすい材質である場合、うっかり足を滑らせて事故へとつながってしまう危険があります。特に布製のスリッパや靴下で昇り降りする際には注意が必要です。
階段に物が置かれている
階段に物を置くことも、思わぬ事故の原因になります。足場の面積が小さくなり、踏み外しのリスクが高まることはもちろん、一時的に置かれた物に気が付かず、つまずいて転倒してしまうといった事態も考えられます。
階段が急すぎる
角度が急な階段ではバランスを崩しやすく、昇り降りに際して筋力的な負担も大きくなることから、転倒事故につながってしまうことがあります。また、急な階段では一段一段のステップが狭くなるため、足を踏み外してしまうリスクも高いです。
高齢者向けの階段の安全対策
高齢者による階段の転倒を防止するためには、次のような安全対策を講じましょう。
- 照明を明るくして踏み間違えを防ぐ
- 通り道に物を置かない
- 階段に滑り止めを設置する
- 手すりを設置する
- 階段昇降機を設置する
照明を明るくして踏み間違えを防ぐ
高齢者が階段で転倒してしまう理由として、照明の暗さが挙げられます。照明が暗いと踏み間違えが発生しやすくなります。高齢者の階段での転倒を避けるためには、階段付近の照明を明るくするのがおすすめです。照明にはさまざまな種類がありますが、中でもおすすめなのが人感センサーを備えた照明です。人感センサーを備えた照明であれば、付け忘れや消し忘れのリスクがありません。
通り道に物を置かない
階段に限らず高齢者の通り道に物を置くと転倒につながりかねません。そのため、階段のステップや踊り場などには物を置かないようにしましょう。通り道に物を置かないようにするためにも、階段付近に収納場所を設けるのがおすすめです。
階段に滑り止めを設置する
階段に滑り止めを設置することも高齢者の転倒防止に有効です。滑り止めだけでなく防音効果もある滑り止めマットや、必要なサイズにカットして貼り付けるタイプなど、さまざまな滑り止めが発売されています。
階段の転倒防止グッズは滑り止めだけではありません。ソールに滑り止めが付いたスリッパの着用も転倒防止に効果的です。
手すりを設置する
階段に手すりを設置することで高齢者の転倒を防止可能です。手すりを設置しても高齢者が掴まなければ、転倒防止の効果は期待できません。手すりを設置して転倒防止の効果を高めるのであれば、高齢者が握りやすいかどうか、身長に合っているかを確認しましょう。
階段昇降機を設置する
高齢者が自分の足で階段を昇り降りせずとも、上の階や下の階に行けるのが階段昇降機です。階段昇降機とは利用者が座った状態で階段を昇り降りできるリフトで、建物を改善せずとも設置可能です。階段昇降機は椅子に座るタイプや、車いすのまま乗れるタイプがあります。
なお階段昇降機の設置にあたっては、介護保険から補助金や自治体ごとの助成金制度を利用できる可能性があります。
安全策を講じて高齢者の階段転倒を防止しよう
階段での事故は、表面が滑りやすい、角度が急すぎるといったことが原因となって起こるケースが多いです。高齢者の階段での転倒を防止するためには、照明を明るくする、通り道に物を置かない、手すりを設置するなどの対策を講じましょう。
また高齢者の階段での事故防止に大きな効果を発揮するのが、階段昇降機の設置です。階段昇降機を設置することで、高齢者が安全に昇り降りできるようになります。
株式会社リフテックでは階段昇降機や車イス用階段昇降機などを取り扱っています。高齢の家族の転倒防止を検討しているという方はぜひご相談ください。